バス停を探して27000歩
6/2(金)晴れのちあられ
「Copy Pro」に行った。
仕事でやり取りしているPDFなどをプリントしたりスキャンしたりできるってことで、
ネットで調べていたCopy Pro。日本でいうキンコーズのようなところだ。
わたしにとって、仕事をしながらの海外旅で最大のネックになっているのは
どうやってPDFをプリントやスキャンするかということだった。
ポータブルプリンタも一応は持ってはいるものの、重くて持ち運びにかなり苦労する。
こんな仕事をしているわりにわたしはパソコン関係に極端に疎い。
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今日、ついに(というか)仕事でPDFのプリントアウトが必要になったので、さっそく行ってみることにした。
アパートのすぐ近くにあって、朝7時から開いている。さすがIT先進国。
それにしても…。
仕事に追われてまったく観光もできていなくて、
せいぜいSTOCKMANに行く程度だったわたしには、
Copy Proに行くまでのほんの10分程度の街並みですら驚きの連続だった。
アパートから3分ぐらい歩いただけで、緑いっぱいの公園や味わい深い素敵な建物がたくさんがあって、
朝のキラキラした光と真っ青な空と澄んだ空気に吸い込まれそうになる。
滞在しているところのすぐそばにこんなところがあるのに、
何も知らずに部屋の中で原稿ばっかり書いていたワタシ…。
Copy Proでは機械オンチのわたしでも問題なくプリントやスキャンができた。
これで今回の旅はかなり大丈夫そう。
レジの人も(おばちゃんでなく若いお姉さん)フレンドリーで、
「旅先でここを利用しなきゃいけないなんて気の毒ね」と言ってガムを1枚くれた。
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その後、仕事が一段落したタイミングで、明日の「森の民芸市」に行くためのバス停を探しておこうと
ネットの情報を頼りにバス停探しの旅に出た。
リガの町にはバスとトラムが縦横無尽に走っていて、これらを駆使すれば
近郊の街にはたいていどこにでも行けるということだった。
よし!ということで張り切って出かけてみたものの、探しても探してもバス停がわからない。
バスとトラムで似たような停留所が混在し、無造作にいくつかの番号が書かれているだけなので、
それがバスの番号なのか行き先を示しているのかが謎。
停留所で待っている何人かの人に聞いてみたけれど、残念ながらわたしの拙い英語は通じなかった。
地球の歩き方のマップに載っている場所にも、ネットで紹介されている場所にも、
すべて行ってみたけれど結局わからずじまい。
悔しい。悔しいけど、意地にならずにタクシーに乗るかなと諦めかけたところで
Tourist informationを見つけた。そうだ、その手があったと今さらながら気がついて
さっそく中で聞いてみると、なんのことはない、最後に行ったバス停でOKだった。
ただ、行き先を示したバスの番号がネットやガイドブックの情報と違っていたため、
バス停に着いても民芸市に行くバスの番号がわからず、ひたすら歩き回ってしまったのだった。
歩数計のアプリをチェックすると、なんと27000歩というわたし史上初の歩数をたたき出していた。
でもね、おかげでリガの街のことがよくわかった。
金ピカのロシア正教教会、魅力的なローカル食堂、女の子に人気のケーキ屋さん、
水玉の鍋に惹かれた金物店、個性的なギャラリー。
すべてこの日に見つけたうれしい収穫。
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